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一株利益の減少が続く株式市場 PERは高すぎる?

金融市場

日本市場の一株利益が減少の一途をたどっている。これはまぎれもなくCOVID-19、いわゆる新型コロナウイルスの影響だ。

他方で株価指数というと、一時の大幅安からかなり戻した水準にある。

日経平均株価

こうした状況には、騒ぎ立てる向きも少なくないようだ。

しかし、どうだろう?

足元における株価指数の水準が妥当なのか否かはともかくとして、違和感をおぼえるのは、この異常事態のなかで、PERというものさしを使っていることだ。率直にいって、バカバカしくないか、と。

一株利益が減少したのは、あくまで感染症に起因するものなのである。営業を自粛している企業は少なくないし、先行きが不透明だとして今期の見通しを一切開示しないと決めた企業も多数ある。

では、この状態が永遠に続くだろうか? ……そんなことはありえない。いつかは感染症が脅威にならなくなるだろうし、経済活動の再開も本格化してくだろう。

似たようなことは、リーマンショックのあと、2009年はじめごろにも生じていた。そしてそののち株価がどうなったかについては、言うまでもない。

いま大切なのは、企業を個別で見ること。ここにあるのではないか。

この窮状を耐え抜くだけの地力があるか。耐え抜けるとすれば、どのくらいの時間をかけて、どのように回復していくか。回復するならどのくらいまでの売上を見込めるのか。そしてそういう想定に対して、足元の株価はディスカウントされているのか。

じっくり考えれば、チャンスがあるかないかは見えてくるように思う。


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