フィリピンでは、2020年3月に入ってからCOVID-19、いわゆる新型コロナウイルスの感染者が増えはじめていた。
こうした状況に対して、ドゥテルテ大統領は対策を即断。3月半ばからルソン島を中心に、外出禁止令などの防疫措置を取り入れた。
この決断は、必要なものだったというのは間違いない。しかし、いまのところはまだ、明確な効果は出ていないようだ。日々の新規感染者数は、上向きのトレンドを続けている。
アジア、直近ではフィリピンの感染者と死者の急増が目立ちます。ドゥテルテの危機感もその反映なのでしょう。 pic.twitter.com/ieSfcihWpR
— JD (@JDWorldBriefing) April 2, 2020
先に述べた防疫措置の期限は、4月13日までの予定になっているが、いくらか延長するのが賢明に見える。他国、たとえば中国やイタリアの事例なんかを見るに、日々の新規感染者数が頭打ちになるまで、それなりに時間は要するものだ。
なお、感染者数のデータは、こちらで日々公表されている。更新のタイミングは、日本時間18時ごろ。
https://ncovtracker.doh.gov.ph/
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